【急成長するIoT】2021年まで平均17%市場拡大。農業や小売、ホームオートメーションなど注目

テクノロジーのトレンドとして今もっとも注目を集めているのが『IoT』です。IoTの2021年までの成長予測がIDCより発表されました。どんな分野のIoTが今後伸びて行くのでしょうか。

2016年から2021年まで年間平均成長率は17％で、2021年には11兆237億円に達するとしています。2016年の市場規模見込み値は5兆270億円。

そもそもIoTとは何か

本題のIoT市場に入る前に、IoTについて触れます。IoTは、「Internet of Things」の略で、モノのインターネットを意味します。スマホやPCがインターネットで通信し、ウェブサイトなどを閲覧できるのは当たり前ですが、IoTでは生活に関わるあらゆるものがネットワークとつながる状態です。例えば、ウェアラブルデバイスとして食生活の改善に役立つ「BitBite」。シリコンバレー初の当製品は耳につけることで咀嚼回数や食事時間を計測し、食生活の改善に役立つアドバイスをくれます。

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BitBiteのように生活を改善したり、ヘルスケア、フィットネスの分野に多くの製品が登場しています。新しいビジネスチャンスとして、とても注目されていますね。

日本国内のIoT市場

IDCが日本国内のIoT市場予測を発表しました。2016年から2021年までの年間平均成長率は17%で、2021年には11兆237億円に達するとしています。2016年時点のコンビニエンスストアの市場規模が10兆円くらいなので、それを上回る規模に成長すると予測されました。

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Notes:

・2016年は見込み値、2017年～2021年は予測値。

・折れ線は各年における前年比の成長率を表す。

Source: IDC Japan, 2/2017

IoT注目の分野

予測の発表の中では、注目の分野も紹介されています。挙げられているのは下記の7つです。どれも年平均25%の成長が見込まれています。ヘルスケアやフィットネス以外にも様々な分野でIoTは活用されていますね。

農業フィールド監視

IoTセンサにより農業の生産性向上に寄与する農業フィールド監視デバイス。

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フィールドサーバ ::イーラボ・エクスペリエンス - elab experience

小売店舗内個別リコメンデーション

店舗に来店した顧客の好みに合わせたおすすめやお試しコンテンツを提供し、マーケティングを強化するIoTです。

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RetailNext | Comprehensive In-Store Analytics

院内クリニカルケア

高齢化社会において重要な院内のIoT技術クリニカルケア。院内に点在していた医療情報を一箇所に集約し、医師や看護師が必要なタイミングで簡単に情報を参照できる手助けを行います。

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GEヘルスケア・ジャパン，地域医療連携推進を加速する医療ITツール

スマートグリッド

電力の流れを供給側・需要側の両方から制御し、最適化できる送電網をスマートグリッドと言います。米国のオバマ政権にて、グリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したことから注目を集めています。

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スマートグリッド：環境への取り組み：日立

テレマティクス保険

テレコミュニケーション（通信）とインフォマティクス（情報工学）が融合したテレマティクス技術を活用した自動車保険をテレマティクス保険と言います。

個別の運転情報をもとに保険料を決めるのが特徴で、自動車に設置した端末機から運転日時や運転距離、運転場所、運転速度、アクセルブレーキなどの情報を各保険会社が取得し、当該保険会社が運転者毎の事故リスクの分析結果から保険料率を算定する仕組みとなっています。

テレマティクス保険とは｜金融知識ガイド-iFinance

ホームオートメーション

AppleやGoogle、AmazonといったIT企業がこぞって力を入れているホームオートメーション。その役割は家とインターネットを接続することです。例えば、家の外から到着前にエアコンをつけたり、遠隔で家の鍵がロックされているか確認できたりします。AmazonのEchoは音声認識が優れていると評判です。