黒子の観察者

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Googleマップに複数のライドシェアの到着時間と料金が表示されるように【Uber・Lyft・Gett】

Googleマップに目的地を入力すると、複数のライドシェア(Uber・Lyft・Gettの3社)の到着時間と料金が表示されるようになりました。これまで個別のアプリから探す必要がありましたが、複数のライドシェアサービスを同時に検索できるという意味で、これまでにない便利なサービスではないでしょか。

※Googleマップ公式ブログの記事を基にしています

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Google Lat Long: Hailing more ride service options in Google Maps

複数のライドシェアサービスが表示されるように

Googleは、iOSとAndroidのGoogleマップをアップデートしました。Googleマップに目的地を入力することで、Uber・Lyft・Gettの3社ライドシェアサービスの到着時間と料金が表示される仕組みです。この仕組は、今まで通り自動車や電車、徒歩といった選択肢の中から「タクシー」を選ぶことで表示されます。

Uberは2014年から表示されていましたが、今回新たにLyftとGettが追加されました。それぞれニューヨーク市内のみ利用可能となっています。

下記スクリーンショットでUberを選択すると、ユーザーがUberアプリを利用していればアプリが開く仕組みです。まだアプリをダウンロードしていない場合は、App Storeの該当ページに遷移します。アプリではすでにGoogleマップで入力した目的地がにゅるよくされた状態なので、手間が省けて便利です。

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この機能は各国のGoogleマップに実装されていて、ブラジルなら「99Taxis」、インドなら「Ola Cabs」、イギリスとスペインなら「Hailo」など現地のライドシェアサービスが表示されるようです。詳しくは下記の記事を参考にしてください。

Google Mapsで目的地を入力するだけで、複数ライドシェアの到着時間と料金が表示されるように - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

UberとLyft、Gettの違いとは

今回のアップデートで、LyftとGettがUberと並んで表示されますが、いったいどのようなサービスなのでしょうか。

まずLyftですが、下記の記事にUberとの比較が詳しく載っていました。

リフト(Lyft)とウーバー(Uber)徹底比較!日本で勝つのはどっち? | CHANGE-MAKERS

ポイントは下記のようです。Uberとほぼ同じサービスといってよいようです。

  • 提供サービスはほぼおなじ
  • Uberは2009年に、Lyftは2012年にスタート
  • 戦略がほぼ同じ
  • 相乗りサービス(UberPoolとLyft Line)の開始がほぼ同じ

Gettは独自路線をいっています。下記の記事にまとまっていました。

Uberだけじゃなかった!ニューヨーカーは5つものタクシーアプリを使い分けている。全部合わせて$120無料になるお得な使い方、教えてもらいました。 - BASIK NEW YORK

ポイントは下記です。かなり低価格をウリにしているようです。

  • マンハッタン内で110st以南だったら一律$10で乗車可能
  • Uberと違って混雑時の価格変動なし
  • クーポンコードで1回分無料

日本ではUberが有名ですが、今後これらのような競合サービスが参入してくる可能性はあるのでしょうか。日本では、まだまだ利用が浸透しきっているとは言いがたいので、チャンスはありそうですね。

参考

Google Maps now shows ride options from Lyft, Gett in the US

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