【チャート多め】モバイル時代の王者!今のFacebookを知るデータ12選
株価絶好調のFacebookについて、その好調な要因となるデータをご紹介したいと思います。スマホが世界各地に普及した今、モバイルのユーザーを獲得することは、IT企業にとって最優先事項と言えるでしょう。そのような状況の中、Facebookが巧みに事業を拡大し、人々の利用を促進していることを垣間見ることができます。
利用方法はモバイルオンリーが1位
現在のFacebookはモバイルオンリーのユーザーがもっとも多い状態です。2012年ころには、デスクトップオンリーがモバイルオンリーの4倍近くいたのですが、2015年時点では、3.5倍ほどモバイルオンリーの方が多い状態であり、状況としてはほぼ完璧に逆転したと言ってもよいでしょう。
Facebook mobile-only users most common - Business Insider
世界中で伸びているユーザー数
Facebookの成長は止まる気配がない。世界のユーザーは15億5000万人を超え、2015年第3四半期の決算によれば、売上はアナリストの予想を上回る45億ドルに達し、1株当たり売上は0.57ドルとなっている。直前の第2四半期の売上は40億4000万ドルだったから、11.3%アップの大躍進だ。
好調Facebook、第3四半期売上は45億ドル―世界のユーザーは15億5000万を超える | TechCrunch Japan
クオーターごとに順調に成長させていますね。モバイル広告の売り上げが大半なので、モバイル戦略がうまくいっている証です。
次のグラフがデイリーのアクティブユーザー数。ビジネス観点で気になるところですが、こちらも順調に推移しています。アメリカやカナダでも、伸び率は低いもののまだ伸びているのですね。
地域ごとの広告売り上げ
広告の売り上げ比率で見ると、北米がダントツで多い状況です。アジアはユーザー数が多い割に売り上げ比率が低いので、これから注力するポイントになってくるでしょうか。
ユーザー1人当たりの売り上げ
ここまで紹介してきた通り、ユーザー数の伸びがすごいですが、1人あたりの売り上げもしっかりと伸ばしています。世界各地同様に右肩あがりの状況です。ただやはり、東南アジアは一人当たりの売り上げが少ないですね。なぜでしょうか?これから売り上げを伸ばせる兆しはあるのか、東南アジアでのFacebookの利用状況が気になったので調べてみました。
東南アジアではテレビを超える存在に
フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアの東南アジアに限ったデータになりますが、Facebookとテレビの接触時間に関する比較グラフが公開されていました。1日を通して安定してFacebookがテレビを上回っている状況で、順調にユーザーの支持を集めているといってよいでしょう。
フィリピン
タイ
ベトナム
シンガポール
マレーシア
マレーシアで唯一夜の8時以降にテレビが上回りますが、それ以外の時間では、すべての国においてFacebooがテレビを上回るという結果になっています。Facebookが東南アジアで荒稼ぎする日も近そうです。
東南アジアのユーザーは「発見」のツールとして使用
新しいゲームや商品・ブランドに加え、映画や暇つぶしなど、すべての項目において、50%以上の人がFacebookで行っていると回答しています。
コミュニケーションのハブでもある
Facebookを使うようになってから、メール・電話・SMSの使用頻度が低下したという回答がすべての項目で7割ほどです。これらはもちろんモバイルで行われるものなので、ここでもFacebookの戦略がうまくいっていることが確認できます。
最後に
いかがでしたでしょうか?Facebook終焉説も聞こえた時期がありましたが、まったくもって見当違いのようですね。これからもユーザー数が拡大し続ける印象です。FacebookはInstant Articles(IA)など、メディアプラットフォームへの進化に力を使っています。先日すべての記事提供者にIAを公開することが明らかになりました。今後は個人まで拡大してくるかもしれませんね。これだけ多くの人を集めるFacebookですから、サイトへの集客を検討されている方は目が離せませんね。IAについて知りたい方はこちらを参考にしてください。
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