黒子の観察者

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SIMロック解除とは?メリット・デメリット詳細解説

格安SIMを使うときによく耳にするのが「SIMロック解除」ですよね。大手キャリアのスマホには他のキャリアの回線で通信できないようにSIMロックがかけられていますが、解除することで通信が可能になります。SIMロック解除の方法やメリット、デメリットを紹介します。

SIMロック解除とは?

SIMロックとは

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SIMロックについて知るためには、まずSIMカードの役割を知る必要があります。SIMカードとは、スマホやタブレットなどの中に入っているICカードです。LTEや3Gといったモバイル回線を使ってインターネットや通話をするためには、SIMカードが必要になります。

格安SIMが普及する前は、端末と回線をdocomoやauなどの携帯会社でセットで購入することが一般的でした。端末を販売した携帯会社とSIMカードを発行した携帯会社が一致していないとダメというルールがあったため、セット購入する必要があったのです。販売端末とSIMカードを発行する会社を一致させる仕組みがSIMロックです。

大手キャリアは必ず自社の回線を利用者が使ってくれていたので「0円ケータイ・実質0円」のキャンペーンができました。0円で端末を売っても、通信量で回収できるのでタダで契約させていたのです。

キャリアで販売されているスマホには、キャリアのサービスを使ってもらうためにSIMロックがかけられています。SIMロックがかかっているスマホでは、他のキャリアのSIMカードで3G/LTEの通信を行うことはできません。

SIMロック解除が義務化?

SIMロック解除が義務化されたのは2015年のことです。総務省がSIMロック解除を義務としたことで、大手キャリアのSIMロック解除への対応が進みました。SIMロック解除が普及したことになり、利用者の利便性が高まる一方で,キャリアはこれまで以上に競争が促進されました。携帯サービスがもっとよくなることが期待されますね。

格安SIMを使うにあたり、端末は大手キャリアで契約したものをそのまま使い、SIMカードだけ格安SIMを契約するというパターンが増えましたね。SIMロック解除はこのような背景からよく耳にするようになりました。

SIMロック解除のメリット・デメリット

メリット

SIMロック解除のメリットは次の3つです。選択の自由度がましてスマホ生活の利便性が上がりますね。

  1. 好きなスマホで格安SIMを使える
  2. 通信業界のサービスが充実する
  3. 海外のプリペイトSIMも使える

一方でデメリットは次のようなことがあります。 

デメリット

  1. すべての端末がSIMロック解除できるわけではない
  2. 大手キャリアの解約時に解約手数料が取られる場合がある

 デメリットでSIMロック解除できない端末があるとお伝えしましたが、2015年以降にでたスマホはすべてSIMロック解除できます。総務省により義務化されて以降ですね。またもう一つのデメリットである解約手数料も、大手キャリア契約時の月々の料金と比較して格安スマホは安いため十分補える場合があります。実際私もその理由でSoftBankから楽天モバイルに切り替えました。(SIMロック解除ではなく、新規契約しましたが)格安SIMにするメリットは多くあります。SIMロック解除をご検討の方にはぜひおすすめです。