黒子の観察者

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検索結果1ページ目の30%はHTTPS対応済み。2014年の4倍以上

HTTPSのURL適用をSEOのランキングシグナルに含めるとGoogleが発表してから2年ほど経ちました。日本のサイトでは、有名な企業サイトも含めて普及仕切ってはいません。(本ブログも対応していません)SEOの権威であるMozはHTTPSに関する調査結果を公開しています。Googleの発表以来、SEOに関する新しい発見が見つかっているようです。

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この記事はSearch Engine JournalとMozの記事を元にしています。

30% of Search Results are Now HTTPS, According to Moz Study - Search Engine Journal

HTTPS Tops 30%: How Google Is Winning the Long War - Moz

検索結果の30%がHTTPS対応済み

Mozの調査結果によれば、検索結果の30%がHTTPSに対応したサイトとのことです。下記で紹介しているグラフは、Mozのブログにて紹介されていたものになります。2年前の2014年に検索結果の1ページ目に表示されていたサイトの中で、HTTPS対応していたものは、全体の8%ほどでした。(モニタリングキーワードはMozが選定)

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青と紫の棒グラフの違いは、GoogleがHTTPSをSEOのランキングシグナルに含めるとした発表の前後を表しています。発表後に7%から8%に少しだけ増えていますね。

そして以下のグラフが、ここ2年間の検索結果1ページ目に表示されるHTTPS対応済みサイトの数の変遷です。確実に増えており、現在は30%を超えている状況です。

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1ページ目に表示されるだけのコンテンツの質をもったサイトがHTTPS対応したのか、それとも単にHTTPS対応したサイトがランクインしたのかは不明ですが、前者であってほしいですね。

HTTPS対応によるSEO効果

HTTPS対応する際には以下の3点に気をつけると良さそうです。参考にしてみてください。

1.HTTPからHTTPSへリダイレクト

URLの変更になるので301リダイレクトをかけるとよいです。SEO評価を引き継ぐことが可能になります。

2.HTTPからHTTPSへのcanonicalタグの設置

検索エンジンに正式なページがHTTPSのページであることを伝えるためにcanonicalにHTTPSのURLを設置するとよいです。

3.CSSやJavaScript、画像のURLをHTTPSで提供する

HTTPのURLで提供していると、正しくレンダリングされない可能性があるので、CSSやJavaScript、画像のURLをHTTPSで提供しましょう。

参考

Official Google Webmaster Central Blog: HTTPS as a ranking signal

HTTPSとは | SEO用語集:意味/解説/SEO効果など | A~Z [SEO HACKS]

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