黒子の観察者

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【Google】"Bigな"自動車向け広告を提供開始!新しい検索広告の形が明らかに

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Googleがアメリカで自動車会社向けにモバイルでの"巨大な"広告を提供開始しました。Search Engine Landにて紹介されています。

Google launches its giant mobile search ads for automakers in the US

検索結果に巨大な広告を表示

Googleがアメリカでモバイル向けの新しい検索結果広告を、自動車会社とディーラー向けに 提供開始しました。この広告は、適任の広告主のみに提供されているものであり、すべての企業が広告を出せるものではないようです。実際に広告が表示されている様子は、以下よりご確認ください。

大きな画像のフォーマットが採用されている点が特徴であり、リンクは製造元のウェブサイトへ飛ぶ仕組みのようです。

google mobile search ads for automotive launch 

すでにトヨタとフォードがいくつかのモデルのために、この新しい広告フォーマットを利用開始しています。Googleによれば、通常のリスティング広告(テキスト)と比較して30%以上高いエンゲージメント率を記録しているとのことです。

"45%のコンバージョン率改善と30%のCPA改善がなされている"と、トヨタのDionne Colvin-Lovely氏は述べています。

自動車のディーラーは以下の広告が使用できます。住所の表示はもちろん、店舗への案内を表示したり、直接電話が可能な広告です。

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自動車に関してなぜこのような特別な広告が提供されているのか、その背景にはユーザーの検索行動の変化にあるようです。今では自動車に関する検索の半分がモバイルからのものになっているのです。 1年前より51%も増えています。自動車とトラックブランドの画像検索は年々37%ずつ増えており、80%がモバイルでのものです。さらに検索ワード"car dealerships near me"は2倍に増えており、こちらも80%がモバイル経由なのです。

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この広告を出すのにトヨタはどれくらいの金額を払うのでしょうか。トヨタは2014年4月〜2015年4月の間で、日本企業の中で2番目に広告費を使っている企業です。最近Googleは検索結果の上部に表示される広告枠の数を増やしたり、さまざまな方法を使って収益力を強化しているように感じます。今回の発表もこの一環なのでしょうか?より効果的な広告の形を想像し、「多くの広告費を持つ企業からいかに広告費を出させるか」を考えることが、今後のGoogleの未来が見えてくるような気がしました。

最新!「広告宣伝費」トップ500社ランキング | 企業ランキング | 東洋経済オンライン

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