黒子の観察者

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【SEO対策】上位表示サイトを作るために意識したい5つのポイント/被リンクドメイン数・文字量・URL・直帰率など

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ブログを持っていたり、ニュースサイトを運用していると、SEO流入が非常に重要であることはお分かりいただけるかと思います。例えば、キュレーションサイトとして有名な「NAVERまとめ」だと、以下のような流入比率になっており、非常にSEOの割合が多かったりします。

※SimilarWeb無料版の数字です

そこでこの記事では、「BACKLINKOによるランキング要素の大調査!100万の検索結果を分析してわかったこと」の中から、SEOに強いサイトを作るにあたり意識したいポイントを5つにまとめました。SEO観点で他にも踏まえたほうがいいことは多々ありますが、「簡単に実践できる」という点で、誰にでもできる施策をご紹介します。

1 - 被リンク数ではなく、被リンクドメイン数を追う

SEOに取り組んでいると、外部のサイトから自分のサイトへリンクを貼られることが重要、と多くの方が聞いたことがあると思います。SEOの「外部施策」と呼んだりもしますね。ただ、ここで意識したいことは、リンクを貼られた数「被リンク数」ではなく、いくつのサイトからリンクを貼られたのか?を示す「被リンクドメイン数」を見る、ということです。

同じドメインから複数のバックリンクを獲得してもその効果は減少される、ということを耳にしたことはあるだろう。言い換えれば、10個のドメインから10本のリンクを獲得する方が、同じドメインから10本のリンクを獲得するよりも良いということだ。我々の分析によると、これは事実のようだ。ドメインの多様性はランキングへ大きな影響を与えることが分かったのである。 

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【上記グラフの各項目の和訳】

  • グラフタイトル:リンク元のドメイン数
  • 縦軸のタイトル:リンク元のドメイン総数
  • 横軸のタイトル:Googleの順位

Googleは一つのサイトから多くのリンクを集めるより、複数のサイトからリンクを集めいているページをSEOで評価しています。例えば10個のリンクを1サイトから貼られるのではなく、1個のリンクを10サイトから貼られるとよいということのようです。紹介元のSEO JAPANでは、以下のように述べられています。

事実、ユニークなリンク元のドメイン数は、我々が今回行った調査の中で、最も相関関係が強い要素であった。

重要なポイント:異なったグループのドメインからリンクを獲得することは、SEOにとって非常に重要な項目である。

ちなみに、被リンクドメイン数はGoogleが提供する「Search Console」で確認することができます。使い方など知りたい方は、以下より見てみてください。

Search Console とは - Search Console ヘルプ

 2 - 包括的な内容のコンテンツを作る

Googleは頻繁に検索エンジンのアルゴリズムをアップデートしており、日々サイトのコンテンツをよりよく理解できるよう改良されています。現在の検索エンジンはかつてのキーワードのあるなしでページを評価するのではなく、サイトに書かれている内容・トピックを理解することで、SEO的に評価するようになりました。

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【上記グラフの各項目の和訳】

  • グラフタイトル:コンテンツのトピック・オーソリティー(MarketMuseによるデータ)
  • 縦軸のタイトル:トピックの範囲
  • 横軸のタイトル:Googleの順位

上のグラフは、トッピックの範囲が広い方が、Googleの順位が高いという相関を示したものになります。この事実が、Goolgeはページの内容が包括的であることが、SEOの上位表示と関係があるとご理解いただけるかと思います。

個人的に包括的なコンテンツだな、と感じているのは「バズ部」のSEO対策に関する記事です。「SEO対策」で検索すると1位に表示される良質なコンテンツです。SEO対策の方法を36の観点で紹介しています。まさに包括的と言ってよいのではないでしょうか。

bazubu.com

3 - 長文のコンテンツを作る

SEOに触れたことがある人は、だれでも聞いたことがあると思います。個人的には「2」でご紹介した包括的なコンテンツを目指すと、必然的に文字量も増えてくるのではないでしょうか。

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【上記グラフの各項目の和訳】

  • グラフタイトル:コンテンツの単語の総数
  • 縦軸のタイトル:単語数
  • 横軸のタイトル:Googleの順位

上のグラフは、コンテンツの単度数とGoogleの検索順位の関係を示したものです。Googleの1ページ目に表示されているコンテンツの平均単語数は1,890単語だったようです。これは単語数なので、文字数ではないのでお気をつけください。

一般的に日本だと、SEOを意識して書くなら800文字と言われていることが多い気がします。ですが、個人的には2000文字くらいの方がSEOで上位表示されている印象を持ちます。だた繰り返しになりますが、「2」で紹介した包括的なコンテンツを実現することで、必然的に文字量は増えてくるものと思われます。

4 - 短いURLを採用する

短いURLの方が、長いURLよりもGoogleが理解しやすい、という点から短いURLのページがGoolgeで上位表示されているようです。

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【上記グラフの各項目の和訳】

  • グラフタイトル:URLの長さ
  • 縦軸のタイトル:平均文字数
  • 横軸のタイトル:Googleの順位

上のグラフは、URLが短い方が上位表示されやすいことを示しています。ただ、1位表示のURL文字数が50に設定されているので、文字数が多いURLというのは、静的なものではなく、パラメータがいろいろついたURLのような気がします。SEOでGoogleにインデックスさせるページは静的なものがおすすめだったはずですので、その辺り気をつけたいところです。

また、URLを短くしたいという場合は、ブログがWordPressかはてなブログの場合は自分で設定できるので実践してみてはどうでしょうか。

5 - 低い直帰率のサイトを作る

Googleは検索からサイトを訪れ、そのページからサイト内の他のページも閲覧した場合、SEOとして高い評価を与えるようです。ページに対する満足度が測れるのでしょうか?計測対象の指標としては、直帰率・サイト内滞在時間・検索結果画面のクリック率と推測されています。

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【上記グラフの各項目の和訳】

  • グラフタイトル:直帰率
  • 縦軸のタイトル:ドメイン評価の平均
  • 横軸のタイトル:Googleの順位

 上のグラフは、直帰率とGoogleの順位の相関を示したものになります。Googleは直帰率をランキングシグナルに使用しているのでしょうか?(以前、Goolgeはこれを否定しているようです

コンテンツをより良いものにすれば、必然的に滞在時間が増えるので、サイト内の他のコンテンツに興味に持ったりすることがあると思います。そうなると直帰率も下がりますよね。直帰率がSEOと完全に関わりがあると断言することはできませんが、他のコンテンツに興味を持ってもらえるよう、おすすめの過去記事をページの下に配置するなど工夫をしておくことはよいかもしれません。

ちなみに、リンクを貼る際はページの内容と文脈を合わせることでより読んでもらえやすくなったりします。この記事は、SEOの上位表示に必要なことについて書いているので、紹介すべき記事は次のような内容がよいと思っています。 

blog.blackwatcher.net

SEOのライティングに関する記事です。関連する内容のリンクを貼ることを意識してみました。

《参考》

Study: Quality Backlinks & Comprehensive Content Are Still Biggest Factors In Google Rankings

We Analyzed 1 Million Google Search Results. Here's What We Learned About SEO

最後に

いかがでしたでしょうか?5つ紹介しましたが、個人的に特に注目したいのが被リンクドメイン数と包括的なコンテンツを作ることですね。どちらも「よりよいコンテンツ」であることの指標として参考になる観点だと思っています。文字量と直帰率は、そのコンテンツがあれば、必然的に満たされる条件ではないでしょうか。

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